FEEL YOUNG (2006年1月号)


久しぶりに私は月刊漫画誌の「FEEL YOUNG」を
買いました。
余りに久しぶりだったので、連載中の作品は
私はよく飲み込めませんでした。
っていうか「前回までのあらすじ」付けて欲しい……。



南Q太先生が今月には描いてなかったので、
ファンとしては私は残念です。



ぱぱっと読んだ時点での感想。



●おかざき真理「サプリ」第20話


 久しぶりに読んだら、主人公の藤井さんと萩原さんが
 出来ているようです。
 今度漫画喫茶で通して読みたい。



 萩原さんがNYに転勤になってしまうことに絡んで、
 女(藤井さん)に、仕事と結婚の2択を迫らせる問題が発生してるのかな?
 ちょっと今迄の経過が私は分からないので、
 いつの間にこんなことに、とびっくりしました。



 おかざき真理先生の絵はとても繊細で綺麗ですが、
 NY転勤の話を切り出すには萩原さんがしょってる仕事とかが重かった、
 という心理描写のシーンで、がけから岩がゴゴゴと崩れていくとか、
 イメージが割と即物的という気もしました。
 あと女性の肩とか背中を横の方から見た時のラインは
 すごくかっこよく描けてるのに、男の肩とかは今ひとつのように
 私は思いました。




ジョージ朝倉「ピース オブ ケイク」


 いつの間にか志乃さんが店長と出来ていました。
 かーっ、先月号見逃したのは超痛い。



 今回は幸せ絶好調なシーンと、店長の同棲相手の影に不安になるシーンが
 交互に出てきます。
 今までの展開が私は分からないので、推測ですが、
 どうやら店長の同棲相手が家を空けているつかの間の逢引っぽい。


 
 私が感心したのは、「時間が止まればいいのに」というセリフが
 今回のエピソードには3回出てくるんですが、
 1回目は「ベタですが」という言い訳が付いていて、
 2回目は「時よ止まれと願う」と言い切り、
 3回目は「もしかして時間なんか止まんなくっても」と
 更に強気になってるところです。
 たった40ページの間にどんどん進展している様子が
 さりげなく表現されていて、一回一回のお話の構成を
 ずいぶんしっかり作りこんでいるな、と私は思いました。


 あと今まで私は思わなかったんですが(失礼)
 ジョージ朝倉先生って背景の絵もすごくうまいと気が付きました。
 3次元的な奥行きのある空間の表現が頻繁に出てきてます。
 特に店長のアパートの前の廊下が何度も繰り返し出てきますが、
 「店長の同棲相手の女が以前はこの部屋に……」という
 主人公の不安を表して、魚眼レンズで見たようにゆがんだり
 意図的に透視図法の消失点を狂わせたり、
 などのテクニックを使われています。






うーん、しばらく「FEEL YOUNG」誌から遠ざかってたせいか、
なんか瑣末な部分をつついたような、
しょぼい感想しか私は浮かびませんでした……。






【今月号で勉強になったシーン】
西村しのぶ「RUSH」(第25話)より



ひよこ    ママ 上 いるかな?
        起きてる?



アキミツ   まだ寝てる 飲み過ぎだよな
       百合ゆり起こすか?



ひよこ   (首を横に振る)
        これ食べてもらって
        田舎から送ってきたビワ
        少しだけど


(中略)



アキミツ   ママ喜ぶわ ビワ大好きだから



ひよこ    よかった
        アキミツ君は女性にモテる物言いをするね


わからない……。
どうやってこれを応用すれば……!?