紅白歌合戦

ricamo2006-01-03




遅れ馳せながら、明けまして御めでとう御座います。
今年も宜しく御願い申し上げます。



正月は実家で私はぐーたらしました
紅白歌合戦のビデオ録画を私は見たりしました。
いくつか、印象に残った事。



氷川きよしさんは、(私にとっては)意外でしたが、
リズム感がすごく良いと私は思いました。
拍の音を聞いてから手足を動かすのではなくて、
ふところで曲げた所から手をピッ! と伸ばして、
ステージ前方に向けて伸びきって止めた瞬間が、
ちょうどリズムの拍と一致しているのです。
体の中でリズムを感じ取っていないとできない芸当なので、
この人顔だけじゃないんだなーと、私は感心しました(失礼)。
でも妙にきっちりと正しいリズムの合わせ方で、
少し溜めたり、前のめりになったりなどの
黒人音楽っぽいグルーヴ感というか、
拍子の裏で感じ取るリズム感は、余り私は感じられませんでした。
まあ、演歌で黒人音楽のノリを出してもしょうがないかも
しれませんが……。



伊藤由奈さんの「ENDLESS STORY」という曲は、
私は初めて聴きましたが、途中で転調してるのか、
歌うのがものすごく難しい歌だと私は思いました。
特に良い曲とは私は思いませんでしたが。



DREAMS COME TRUEさんの「何度でも」という歌の歌詞は、
すごくシリアスな印象を私は受けました。
使われている言葉自体はシンプルな言葉ばかりなのですが、
なんか緊張しました。
「10000回だめでも、10001回目は……」というような部分は、
まあ言葉遊びみたいなものかなー、と思いましたが、
それ以外の部分の歌詞がちょっと鬼気迫る感じで怖い気がしました。
あれはゴスペルというものなのだろうか?
自分をそこまで追い詰めなくてもいいのに、
というような切迫したものを私は感じました。
私はドリカムというと、ただポジティブなラブソングを
歌うバンドなのかなーと、思っていましたが、
「あ、この人たちは見てるレベルが違う」
と、ちょっと愕然としました。
まあ、今ではその歌詞も私はまったく覚えていないのですが……。



一青窈さんの「ハナミズキ」って、コンビニなどで
良く聴いて、「良い曲だなー」と私は思っていました。
いままでこの歌手の歌とは知らなかったので、今度CD買おう。



北島三郎さんは、以前は自己顕示欲の強い油ギッシュな
人というイメージを私は持っていましたが、
今回の紅白ではあっさりとした丸くなった好々爺に感じられて、
良いキャラになったなーと私は思いました。
寅さんのパロディなど、世間でのいじられ方を熟知して、
その上で自分自身も演じきって楽しんでいる感じ。
「自分の世間イメージをこういう風にしないと気が済まない」
というエゴからは、すでに遠い所まで行ってしまったのでしょう。
(単純に、御歳が原因かも知れませんが)
でも、舞台演出の紙ふぶきがすごくて、
司会(紅組応援長?)の仲間由紀恵さんの髪に引っかかりまくってて
私はかわいそうになりました。
ゴリエさんが、仲間さんの髪にかかった紙ふぶきを
「取ってあげた方が良いんだろうか……、
 でも今、司会でしゃべってるし……」みたいに
気にしているようで、私もハラハラしました。