パソコンを自作した感想

新宿



先日、無事コンピューターの自作も成功しました。
明け方まで作業をしていて、ようやく配線も終わり、
ケースを閉めて電源をオンにし、
ちゃんとBIOSの設定画面がディスプレイに
表示された時は安心しました。


まあ説明書に従って進めるだけなので、
予想を上回る様な感動というのはありませんでしたが。


というか指が痛いし、予想以上に時間を
費やしてしまったので、もうパソコンの自作は
やりたくない、安いパソコンは幾らでも売ってるんだから
買って済ませたほうが良い、という
ネガティブな事を、私は作業中ずっと思っていました。


性能は、まあそれなりに早い、という感じです。
少し不思議だったのは、インターネット・エクスプローラ
での表示も速くなったことです。
別に接続回線は変わってないのに、何で早くなったんだろ。
たぶんディスプレイに画像を表示させる処理が
早くなったんだろうと私は思いました。


一番心配していたPentiumDの高温の発熱も、
ネットを見るくらいだったら35度程度で安心しました。
でも、クーラーの回転数を上げると、やっぱ
ブーンという音がうるさくなります。
隣近所にどのくらい騒音が聞こえるのかよく分かりませんが、
あんまり夜中にDVDとかは見られないかも。



そう、今回の一番の目的はDVDを見られる様になること
だったのでした。
アメリカのTVドラマとかドキュメンタリー作品とか
見たいなーと思ってます。



あとついでにウーファー付のスピーカーも買ってしまいました。
ジャズのベースの音とか、重低音って、こんなにはっきりした
音程で音を鳴らしてたんだ、と感慨深いものが有りました。



そんなパソコン自作の報告を、土曜日に新宿で飲んだ際に
理系の友人達に言ったら、彼らは自作はしたことないとのことでした。
理系の彼らにとっては、パソコンの部品を組み立てるという
ハード面にはあんまり関心がなく、それを使って何ができるかという
プログラムとかネットワーク技術などのソフト面が
重要だと考えている様でした。


私は、「自分の力でやり遂げることに価値がある」という
精神論で自己満足していましたが、彼らの意見を聞いて
「だよなー」と思いました。


今回教訓になったことと言えば、新しい分野に手を出すときの
私なりの方法論をちょっと体得したことかな。


私は細かいところを気にして先に進めない人格で、
あと何か調べる事自体に自己満足しがちです。
このブログ自体がそれを物語っているが……。


なんで、今回初めてパソコンを自作する際には、
思い切ってまずパーツをいくつか買うところから初めて、
それからインターフェースの規格とか、
どのパーツだったら対応するかなどを
芋づる式に調べるという方法を取りました。
そのお陰で、必要な情報だけに集中して調べる時間を使ったので、
自分にしては割と早く完成しました。
まあ他人には関係ないことですが。



あとパソコン自作の効能と言ったら何かあるかな。


パーツを普通に買いそろえていったら、
私の場合、なんだかんだで完成品を買うより高くなってしまいました。
ほんと、完成品メーカーはいったいどこで安くしてるんだろう。
オリジナルな部分って、ケースぐらいしかないと思うんですが……。


やっぱ沢山仕入れる代わりに安く値引きしてもらうとか、
そういう対卸などとの営業力、交渉力で勝負してるんだろうな、
と私は強く感じました。


まあ、こういう感覚を実感できただけでも良いかなー。