ランニング収支。

ricamo2005-11-24




昨日は遊んでしまったので、今日からまた私は
簿記を勉強することにしました。



損益計算書の「経常利益」と国民経済計算体系
(System of National Accounts、SNA)での国際収支の
「経常収支(the current account)」とで、
同じ「経常」という言葉を使っていて紛らわしいなーとか
思ってしまいました。



どちらも、実物経済の取引による収支と、
金融資産の所有・被所有による所得の収支の合計という意味では
似ている気が私はします。
企業や家計の収支と、一国経済のマクロの収支を混同することは、
マクロ経済学では初心者の一番陥りやすい誤りとされているので、
その点には注意が必要ですが。



私は語源を調べるのが割と好きなんですが、
英語の「current(最新の、流通している)」の語源を
小学館の「プログレッシブ英和辞典」で調べたら、
ラテン語の「currere(走る)」に現在分詞の語尾の「-ent」が
ついてで来た言葉のようです。
似た英語の言葉で置き換えたら、「running」みたいなもんかな?



そういえば、ラテン語の「currere(走る)」で思い出したけど、
バッハという作曲家の「フランス組曲」という組曲集に、
舞曲形式の一つとして「Courante(クーラント)」というのがあります。
これも私の記憶では、走るとか活発に踊るとかそんな意味だったような……。
うう、ピアノ弾きてえ。



国際収支上の経常収支の勘定の一つ、ODA(政府開発援助)
のうちの現物援助などを表す「経常移転収支」は、
企業の損益計算書で言ったら何に当たるのかな?



私は頭が固いもので、こうやって身近な言葉にいちいち
置き換えてみないと、見慣れない言葉を覚えられないんですよねー。



なんかこの先の勉強の進み具合を思うと暗い気分になってきましたが、
ほそぼそと私は勉強を続けていきたいです。
企業の財務諸表と国民経済計算体系(SNA)の勘定との絡みにも
興味があるので、そこらへんも芋づる式に私は調べてみたいです。