私の知らない間に「カポーティの年」が終るようだ……。

今月号(2006年1月号)の月刊雑誌「ダ・ヴィンチ
の「海外出版レポートNeo」という記事(52ページ)
に、今年は日本でもアメリカでもトルーマン・カポーティ
の年らしい、という一文がありました。



私は小説家の故・トルーマン・カポーティさん(1924〜1984)が
大好きなのでちょっと嬉しいです。
ちなみに私のフェイバリットの小説は、カポーティーの
「最後の扉を閉めて」という短編小説です。
その小説はこちらの文庫に収録されています。



夜の樹 (新潮文庫)

夜の樹 (新潮文庫)



「他人に認められたい」という幼児的な欲求と、
それを実現するために他人を道具として利用し、
そんな自分を正当化し続けて、他人に甘え続けて、
失墜していく救いようの無い男のお話です。



アメリカでは「Capote」という、そのままやんけのタイトルの
映画が作られ、ニューヨーク映画祭に出品されたそうです。
ぜひ私も観てみたいなー。