忘年会にて。

(1)
奈良県出身の人によると、人権教育(以前は「同和教育」)
がよく行われていて、平等や差別についてよく考えたとのこと。
私は今までほとんど知らない話だったので、
地域によって随分違いが有るんだなと思いました。



(2)
ミュージシャンのサー・エルトン・ジョンさんがイギリスで
先日同性婚をして、セレブが集まったことが話題になりましたが、
日本でも法的な同性婚が行われる日は来るのかね?
との質問を私が投げたところ、法律の専門家曰く、
「当分は無いだろう」との返答でした。


憲法では、個人の自由を尊重するので問題ないが、
民法を改正するには、すくなくとも
今の政治情勢では難しいだろうとのこと。



(3)
アニメ好きの同世代の友人によると、今の「Zガンダム」のブームの
下敷きには、1994年ぐらい? の、「Zガンダム」のビデオ化が有るとの事。


それまで、レーザー・ディスク(LD)では出ていたが、
子供には手が届かず、また私の世代では「Zガンダム」が
テレビ放映されていたころには未だガキで理解できなかった。
そのため、当時は「ガンダム」と言えば第一作目のことで、
それ以後のシリーズは玩具業界のための惰性と思われていた。


それが、ビデオ化されたことで「なんだよ、『Z』っておもしろいじゃん」
という認識が当時の高校生に広まった、らしい。
そういえば高校生のころに突然、「ハマーン様」というキャラクターを
奉じる人が出てきたなー。


また、その『Zガンダム』のビデオ化で目覚めた人は、
直後のヒットアニメ「エヴァンゲリオン」(1995年?)に対しては
「なんだ、あのうじうじした主人公は!」と、
批判的な見方をする様になったそうです。


ガンダム」VS.「エヴァンゲリオン」という表面的な対立(?)の
背後には、世代間の対立というよりも、私の世代の中においては、
Zガンダム」のビデオ製品の流通という素朴な要素が
重要な役割を演じているかと思うと、興味深く思いました。


まあ、どこまで一般化できるのかははなはだ怪しい現象ですが……。