ボーダフォンも「おサイフケータイ」を名乗る事。

パンフ




日経流通新聞(9月21日)に拠ると、NTTドコモ社の
おサイフケータイ」の電子マネーのサービス利用に
登録していのは、8月末時点で約120万台だそうです。



尚、電子マネーって言っても、今んとこビットワレット社の
提供する「Edy(エディ)」丈ですが、
来年にはJR東日本社の「スイカ」も使える様に成るそうです。



音楽やテレビ番組、漫画の配信サービス等、ケータイの進化は
凄いですね。



私はVodafone社の携帯電話を使っていて、最近旗色悪いなーと
思ってたのですが、11月上旬にはやっとシャープ社製の
電子マネー対応の機種が発売されるそうです。



Vodafone社 プレスリリース
「2005年度秋・冬商戦向け新機種発売について」 (427KB)
http://www.vodafone.jp/japanese/release/2005/050920.pdf



私が携帯電話を持ったのは1999年かそこらへんで、
当時は「写メール」機能で旧J-Phoneが一歩リードしてたのか、
J-Phoneを使っている人は結構多かったんですが……。



その後KDDI社のauが学生向けに料金をやたら安くした戦略が
効いた様で、此の頃学生さんと話すと、殆どがauかドコモです。



私は(少なくともナンバーポータビリティが導入されるまでは)
Vodafoneを使うと思うので、それまではVodafone
がんばってもらわにゃあ。



ITmedia 「ナンバーポータビリティ、早ければ2006年夏に開始」http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0403/30/news031.html



私は携帯電話の機能って精々メールぐらいで、WEBブラウザとかは
殆ど使わないので、最近の機能は何所迄進んでるのか勉強しようと、
NTTドコモのパンフレットを貰ってきました。



そしたら、そのパンフに
「『おサイフケータイ』はNTTドコモの商標または登録商標です」
と書いてあったので、へえーと思いました。
まあそれもそうか。



でも、すでに「おサイフケータイ」の名前が
ほとんど一般名詞みたいに浸透しちゃってるので、
Vodafoneauはどうすんだろ、と不安になりました。



過去の例ですと、ヤマト運輸者の「宅急便」が
日本で初めて各過程に郵便物を配達するサービスを始めたので、
後に佐川急便が「飛脚便」を始めましたが、
やっぱ「宅急便」の方がシンプルで、
そのままって感じのネーミングなので、浸透力が強いと思います。



でも次のVodafone社のプレスリリースを見たら、
広告などでは「おサイフケータイ」の名前を使うようですね。



Vodafone社 プレスリリース
『「ボーダフォンライブFeliCa」サービス開始』 (308KB)
http://www.vodafone.jp/japanese/release/2005/050920_2.pdf




NTTドコモから許可を得たのかな。
まあNTTドコモとしても、携帯電話を使った決済サービスの市場自体を
いまは拡大したい時期でしょうから、むしろVodafoneau
同じ「おサイフケータイ」の名前を使ってくれた方が良いでしょう。



でも、Vodafone社のオリジナルの名前である
ボーダフォンライブ! FeliCa」は、これは広めるの難しいだろうな……
と私は感じました。
あんまり「ボーダフォンライブ」の名称にこだわらないで、
もっと柔軟でインパクトの有る名前を狙った方が良いんじゃないかなー。
今回は「おサイフケータイ」の名前を共有で使えることになって良かったー。
J-Phoneが天下三分の計の一角を占めていた頃からのユーザーにとっては、
ちょっと屈辱ですが。



ただ、NTTドコモの「おサイフケータイ」のパンフを見たら、
普通の決済は「Edy」のアプリケーション上で設定するだけなんですが、
それ以上の各利用可能店舗の会員サービスを受けるには、
それぞれの会員登録をしなきゃいけないようです。



まあそれは普通の会員ポイント特典のサービスと同じではありますが……。
インターネット・ショッピングをする際にも、例えばAmazonドット・コム
の会員サービスを受けるにはAmazonドット・コムのサイト上で個人情報を
入力するでしょうし。




でも、これから本屋とかCD屋などから、
100円ショップとかガソリンスタンドとかデパート、
モバイル・ネットショッピング、ゲーセン、ファミレス等に
どんどん「おサイフケータイ」の用途は広がると思いますが、
携帯電話でのポイントサービスの為の会員登録は、
もっと簡単になったり個人情報保護がしっかりしないと
ちょっとめんどくさいな、と私は思っちゃいました。



私の予想では、これからポイントについても、
統一されていくんじゃないかなー。
店頭での読み取り用の端末は、電子マネーの種類分、
5台も6台もレジに置いとけないだろうし、
NTTドコモJR東日本三井住友カードJCBという間では
統一の方向で進んでるみたいです。




例えば、一ヶ月「おサイフケータイ」を使って
食事したりCD買ったりしてたら300ポイント溜まったので、
ある日の帰りのJRの電車代は浮いた、とか。



でもパンフを見た限りじゃ、販売額に応じたポイントサービスは、
今のところサークルK,サンクスぐらいで、それも1000円に付き
たった1ポイントで、それも割引ポイントではなくて
オリジナルグッズとの交換、と言う事らしいです。



小額決済市場の商品は利益率が低くて値下げ競争も激しいでしょうから、
販売額の割引ポイントの導入、さらに他社との共有ポイント制には
そうとうハードルが高そうです。



でもそのうち各社入り乱れての混戦が始まったら、
時間の問題なんじゃないかな。




だらだら書いた割には、我ながら陳腐なアイデアしか浮かびませんが、
これから「おサイフケータイ」ならではの新しいビジネスが
出てくるのが楽しみです。
それまでに携帯の最新技術に追いついておきたいものだなあ……。