Ajatasatru complex

最近気になっている、「阿闍世コンプレックス」
という精神分析の概念に使われている「阿闍世(あじゃせ)」は、
広辞苑」という辞典や浄土宗系のサイトで調べたところ、
北インドで栄えたマガダ国の紀元前5世紀ごろの王、
アジャータシャトルさんから採られているようでした。



ゴータマ・シッダールタさん(シャカ)と同時代の人みたいです。
自分の父親を幽閉して殺して王位についた方だとか。
父親殺しという点では、ギリシア悲劇のエディプスさんと似てます。
おそらく、母親との関係がキーになってくるんでしょう。



また、アジャータシャトルさんを巡る説話は、
浄土三部経の一つ「観無量寿経(かんむりょうじゅきょう)」
という経典に書かれているようです。





浄土宗や浄土真宗では浄土三部経を経典しているそうだから、
日本でもかなりアジャータシャトル(阿闍世)さんは
有名な人なんだろうな。



ちょっとその業(ごう)の深さに私は惹かれるし、
私みたいな人間でも多少はモラルを持てるヒントに
なるかもしれないので、正月にチャレンジして読んでみたいです。
持とうと思ってもてるもんなのか分かりませんが。