ライプニッツ式計算法
先日、「割引現在価値(将来受け取ることができる金額が
現在ではどれだけの価値があるかを示す指標)」
の算出方法を勉強していて、
(1年後の100円の現在割引価値)=(100円)÷( 1 + 利子率)
という1年後の式を、まあ、なんとなくは理解したっぽいのですが、
「今後、毎年2%ずつ地価が下がっていく」という風に
継続的な変化がある場合はどうするんだろう、という点が
少し私は引っかかっています。
っていうか理解できてない。
で、この本の「第6章 時間とリスク」の補論に、
数年後の現在割引価値の算出公式が載っていました。
- 作者: Joseph E. Stiglitz,ジョセフ・E.スティグリッツ,秋山太郎,木立力,藪下史郎,金子能宏,清野一治
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 1999/04
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の231〜232ページを参照すると、
100円の現在割引価値は、利子率を r とすると、
●(2年後の100円の現在割引価値)
●(3年後の100円の現在割引価値)
となります。
と、ほんのちょっと勉強は進んだものの……
今日はなぜか、もう勉強なんかやってられるか、という
気分に私はなってしまいましたので、
久しぶりに掃除機をかけたり、
たまった洗濯をしたり、
空のペットボトルをすすいで、ラベルをびりびりと破って
燃えないごみと資源ごみに分別したりとかしてたんですが(※昼の話)、
さっきたまたま別の用で「広辞苑」という辞典をひいていたら、
哲学者・数学者・神学者の故・ライプニッツさん(1646〜1716)の項に、
次の追加項目が記載されていました。
ライプニッツ式計算法
生命侵害による逸失利益の算定など、期限到来前の無利息債権の現在価格を算出する方式の一種。債権の名義額をS、弁済期までの年数をn、法廷利子率をrとすれば、現在価格Xは、
となる。(「広辞苑」第四版 2663ページより)
ライプニッツすげえ。
私がやっと到達した地点は、300年前にすでに通過していたのか……。